東京・恵比寿の東京都写真美術館が、平成20年度より開催してきた「映像をめぐる冒険」シリーズが今年5回目を迎える。同館映像部門の5つの基本コンセプトから毎年1つを扱う本シリーズ、今回は〈記録としての映像〉をテーマに、写真、インスタレーション、映像装置など約60点を展示。映像というメディアの歴史を遡りながら、その今日的な役割を考察する試みとなっている。
また本展会期中には、ゲストによる特別トークイベントを開催。出品作家のニナ・フィッシャー、マロアン・エル・ザニ、宮井陸郎をはじめ、ゼロ次元の加藤好弘や戦後日本前衛美術史研究家の黒ダライ児、映画研究者の平沢剛らが参加し、1世紀に及ぶ記録映画の変遷、そして現代において複雑化する映像が担う可能性について検証する。
〈特別トークイベントシリーズ〉
映像をめぐる冒険 vol.5
【会期】 2012年12月11日(火)~2013年1月27日(日)
【会場】 東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
☎03-3280-0099
【開館時間】 10:00-18:00 木・金曜 10:00-20:00 (入場は閉館の30分前まで)
※2012年12月28日(金)は10:00-18:00、2013年1月2日(水)・3日(木)は11:00-18:00、1月4日(金)は10:00-18:00
【休館】 月曜、祝日のとき翌日、12月29日(土)~2013年1月1日(火)
【料金】 一般500円 学生400円 中高生・65歳以上250円
【関連リンク】 東京都写真美術館
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