文化勲章を受章、日本の洋画界をけん引した小磯良平(1903~88)の業績を称え、92年に「小磯良平大賞展」は始まった。来年開催の第10回展に向け、12月3日より作品公募が始まった。
同賞は公募展史上最高額、大賞賞金1000万円の全国公募展。開催はトリエンナーレ形式を採用している。応募資格は未発表の絵画作品であること。年齢、国籍、具象・抽象などの作風、素材は一切問わない。出品料は1人20000円(出品2点まで)。
大賞のほか、40歳未満(来年3月末時点)の出品者には新人賞として1名に副賞300万円が贈られる。佳作賞の若干名には50万円が贈られる。
審査委員は以下の5氏を予定(50音順、敬称略)。
石阪春生(洋画家)
潮江宏三(京都市美術館館長)
島田康寛(神戸市立小磯記念美術館館長)
福永治(国立新美術館副館長)
山野英嗣(京都国立近代美術館学芸課長)
応募申込は12月3日(月)~2013年7月22日(月)まで、ウェブ、はがき、ファックスでの受付。詳細はホームページを参照のこと。来年8月下旬に審査が行われ、全出品者に結果が通知される。
受賞・入選作展は、13年10月13日(日)~12月8日(日)に神戸市立小磯記念美術館で開かれた後、14年3月1日(土)~7日(金)に上野の森美術館へ巡回する。問合せは以下へ。
〈応募方法・作品搬入などについて〉
ヤマトロジスティクス㈱東京美術品公募展センター「小磯良平大賞展」係
☎03―3527―6683
〈応募規定について〉
神戸市市民参画推進局文化交流部「小磯良平大賞展」事務局
☎078―322―5165
【関連リンク】 「小磯良平大賞展」 公式ホームページ
「新美術新聞」2012年12月11・21日号(第1299号)7面より