3月17日、「建築のノーベル賞」と称されるプリツカー建築賞の受賞者に日本の伊東豊雄氏(1941京城生まれ)が選出されたことを、主宰であるハイアット財団が発表した。
同賞は、建築を通して人と建築環境に多大な貢献をし続けている建築家に贈られるもの。日本人としては、故・丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、SANAA(妹島和世・西沢立衛)に次ぐ6人目の快挙。伊東氏が40年以上に亘り傑出した建築を創出してきた実績、また「せんだいメディアテーク」(仙台市)等、建築の可能性を広げようとした試みや、ベネチア・ビエンナーレ国際建築展国別参加部門金獅子賞を受賞した「みんなの家」(陸前高田市)を通じ、建築家の社会的責任感を体現した点が評価され、受賞に至った。
授賞式は5月29日、米・ボストンで行われる予定。賞金として10万ドルが授与される。
なお、現在、TOTOギャラリー・間にて「みんなの家」を紹介する展覧会が開催中。詳細に関しては、下記リンクを参照のこと。
ここに、建築は、可能か 第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展
【会期】2013年1月18日~3月23日㈯
【会場】TOTOギャラリー・間(東京都港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F)
【開館時間】11:00~18:00(金曜日のみ19:00まで)【休館】日曜・月曜・祝日
【料金】無料
【関連リンク】 TOTOギャラリー・間