活動の全貌を紹介 5月12日まで
建築家・坂茂の活動を紹介した展覧会「坂茂 建築の考え方と作り方」が、水戸芸術館で開かれている。
坂は、再生紙でできた紙管をはじめ、新たな建築資材や手法を用いたデザイン性の高い建築を設計し、国際的にも高く評価されてきた。一方で、17年以上にわたり世界各地の被災地で救援活動のプロジェクトを実現。現在は京都造形芸術大学教授として後進の育成にも尽力している。今展では、初期作品「紙の家」から代表作「ポンピドー・センター・メス」(2010年)まで、坂の建築と活動を5つの視点から検証。建物の構造体の一部や仮設住宅の実大模型を展示しており、坂が手がけてきた建築空間を体感することができる。
坂茂 建築の考え方と作り方
【会期】 2013年3月2日(土)~5月12日(日)
【会場】 水戸芸術館現代美術ギャラリー(水戸市五軒町1-6-8) ☎029-227-8120
【開場時間】 9:30~18:00(入場は閉館30分前まで)
【休館】 月曜、祝日のとき翌日
【料金】 一般800円 ※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
【関連リンク】 水戸芸術館
「新美術新聞」2013年4月11日号(第1310号)2面より