3月19日、東京国立博物館本館のミュージアムショップが地下から1階に移転し、新しい空間に生まれ変わった。作品を堪能した後、静かな興奮とともに最後に立ち寄る「展示室」であることを目指し、フラットな展示台に所蔵品の精緻な複製、伝統工芸作品、おしゃれな文具やアクセサリーなどを見やすく陳列している。壁面に沿ったスロープに設けられた書棚には、展覧会図録や美術書が並び、美術の本の森を散策するような気分が味わえる。
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「新美術新聞」2013年4月21日号(第1310号)3面より