「市展」の伝統を引き継ぎ、80年近くの歴史を重ねてきた全国公募展「京展」(主催・京都市)。新人作家の登竜門としても親しまれてきた同展が、本年も開催される。
出品部門は、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・版画の全6部門。各部門1人1作品とし、出品料は5000円。搬入日は日本画・工芸・版画が6月22日(土)、洋画・彫刻・書が翌23日(日)となる。
授賞は、「京展賞」が全部門各1本に50万円、「市長賞」が同じく20万円など。本年は京都市美術館賞80周年記念特別賞も設けられる。審査員は日本画に内山武夫、中路融人、畠中光享など、洋画に太田垣實、児玉靖枝など、各部門に第一線で活躍する作家、評論家が集った。
入選作による展覧会は、7月3日(水)~19日(金)まで京都市美術館にて。休館日は7月8日(月)。授賞式は7月12日(金)に行われ、各部門審査員による講評が予定される。作品規定など詳細は、同館ホームページを参照のこと。
【問合せ】 京都市美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町124)☎075―771―4107まで。
【関連リンク】 京都市美術館
「新美術新聞」2013年6月1日号(第1313号)2面より