入賞・入選にとどまらず、より具体的な還元を目指す新コンクール「空想美術大賞展」がはじまる。主催は伊藤忠商事と京都の画廊・蔵丘洞。展覧会で入札による販売を行い、大賞1名（入札除外）に個展開催権と買上賞20万円、入札件数の最多獲得者にも10万円が贈られるなど、美術界全体の活性化が重要なコンセプトとしてある。

応募は、一般・推薦応募の二通り。一般公募の選考は、小原稚子・小原流最高顧問がつとめ、推薦枠は小吹隆文、佐々木豊、名古屋覚、幕内政治、本江邦夫、山本冬彦の各氏が担当（50音順）。

作品テーマは「幻想と物語」「挑戦（挑む）」。年齢制限は35歳まで。10号か8号の平面か、厚さ5センチ以内の半立体作品が対象となる。出品料は一般公募3000円。申込締切が7月31日(水)。9月初旬に審査結果が通知され、東京・京都で展覧会が開かれる。

東京展

【会期】 2013年10月1日(火)～10日(木)

【会場】 伊藤忠青山アートスクエア（東京都港区北青山2－3－1シーアイプラザ地下1階）☎03－5772－2913

京都展

【会期】 2013年10月14日(月・祝)～26日(土)

【会場】 蔵丘洞画廊（京都市中京区御池通り寺町東入）☎075－255－2232

出品規定などその他の詳細は以下を確認のこと。

【関連リンク】　空想美術大賞展

「新美術新聞」2013年7月11日号（第1317号）3面より