昭和から平成にかけて活躍した書家・青山杉雨(あおやま・さんう 1912~93年 1992年文化勲章受章)の業績を回顧する展覧会「青山杉雨の眼と書」が7月18日、東京国立博物館で始まった。
3部構成の展示となり、第1部「青山杉雨の眼」では、杉雨の中国書跡・絵画の逸品揃いのコレクション。第2部「青山杉雨の書」では、代表作全120件のうち約30件が全期間、他は前期(7/18~8/19)・後期(8/21~9/9)に分けられて展示される「白楽天・間夕」(1938年作)、「萬方鮮」(1977年)、「黒白相変」(1988年)等、1作ごとに変化と気迫に溢れ「一作一面貌」と賞賛された作品が並んでいる。
第3部「青山杉雨の素顔」は硯、印材、水滴などの文房諸具、折帖、臨書帖など杉雨ゆかりの品181件。会場後半には書斎と稽古場を復元したコーナーが設けられ、杉雨の在りし日を偲ぶことができる。
日中国交正常化40周年・東京国立博物館140周年・生誕100年記念
特別展「青山杉雨の眼と書」
【会期】 2012年7月18日(水)~9月9日(日)
【会場】 東京国立博物館・平成館(東京都台東区上野公園13-9)
☎03-5777-8600 【休館】 月曜、8月13日開館
【料金】一般1400円 大学生1000円 高校生800円 中学生以下無料
【関連リンク】 東京国立博物館 「青山杉雨の眼と書」