2014年新春、東京・上野において日本美術に関する三つの展覧会が同時期に開催される。東京国立博物館では「クリーブランド美術館展」と「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展」、東京都美術館では「日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画」が予定され、両館のコラボレーションによるこの特別プロジェクトを「日本美術の祭典」と名付けている。
本日 7月17日に開かれた報道発表会では、島谷弘幸・東京国立博物館副館長、真室佳武・東京都美術館館長のほか、漆芸家の室瀬和美・日本工芸会副理事長や日本画家の松尾敏男・日本美術院理事長らがあいさつ。パネルディスカッション「日本美術の伝統と革新、そして未来へ」では、島谷、室瀬両氏に日本画家の田渕俊夫・日本美術院代表理事が加わり、「世紀の日本画」展監修の古田亮・東京藝術大学大学美術館准教授の進行によって開催された。
なお、8月1日より9月30日までの2カ月限定で、特別価格の3展共通前売券が発売される。3展共通の一般前売券が2400円のところ、こちらは1000円と大幅な値引きがされる。販売枚数は5000枚限定。購入は公式ホームページか、主要プレイガイドなどで。
クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美
【会期】 2014年1月15日(水)~2月23日(日)
【会場】 東京国立博物館 平成館 特別展示室第1・2室
日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展 生み出された美、伝えゆくわざ
【会期】 2014年1月15日(水)~2月23日(日)
【会場】 東京国立博物館 平成館 特別展示室第3・4室
日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画
【会期】 前期:2014年1月25日(土)~2月25日(火) 後期:3月1日(土)~4月1日(火)
【会場】 東京都美術館 企画展示室