多摩美術大学(学長・五十嵐威暢)が、2014年4月より美術学部に2学科の新設を発表、手続きを進めている。新設されるのは、従来の領域の区分を取り払い、コミュニケーションやプロダクトに限らず、その他の諸領域を含めた広範で横断的なデザイン教育を目的とする「統合デザイン学科」と舞台上演を支える感性豊かな身体の表現者 、また創意豊かな劇場空間を演出するデザイナーを育成することを目的とした「演劇舞踏デザイン学科」の2つ。両学科ともに上野毛キャンパスに開設、業界の最前線で活躍する面々が教員として就任を予定している。
就任予定の教員名は以下
統合デザイン学科
深澤直人 (プロダクトデザイナー)
永井一史 (アートディレクター)
中村勇吾 (インターフェースデザイナー)
佐野研二郎 (アートディレクター)
大場再生 (画家)
米山貴久 (プロダクトデザイナー)
長崎綱雄 (プロダクトデザイナー)
野間田佑也 (インフォメーションデザイナー / 工学博士)
菅 俊一 (映像作家)
演劇舞踊デザイン学科
野田秀樹劇 (作家・演出家・役者)
勅使川原三郎 (舞踊家)
金井勇一郎 (舞台美術家)
高都幸男 (音響家・演出家)
佐東利穂子 (舞踊家)
山下恒彦 (プロダクションデザイナー)
なお、両学科ともに上野毛キャンパスへの開設を予定しており、同キャンパスの造形表現学部(夜間)の学生募集は2014年度より停止される。
【関連リンク】 多摩美術大学
「新美術新聞」2013年7月21日号(第1318号)3面より