埼玉県所沢市に在住する数名のアーティストを発起人とした美術展「引込線」が4回目の開催を迎える。今回は、展覧会名を「所沢ビエンナーレ『引込線』」から「引込線」に改称、執筆者の人選を若手批評陣に一任するとともに、作家の人選も軌道修正した。
今展は、 給食センターとして活用されていた建物を会場とする展覧会、執筆陣とアーティストの協働で行われる「ゼミナール給食センター」、展覧会後に発行する論文集を兼ねたカタログの3つで構成。今回新設した「ゼミナール給食センター」は、アーティストと執筆陣の有志が協働して、芸術をめぐって激論を交わす場を提供する。
出品作家は、伊藤誠、遠藤利克、荻野僚介、利部志穂、倉重光則、末永史尚、鷹野隆大、戸谷成雄、冨井大裕、登山博文、豊嶋康子、中山正樹、前野智彦、眞島竜男、益永梢子、水谷一、箕輪亜希子の17人。論考執筆者は、 阿部真弓、荒川徹、石川卓磨、石崎尚、井上康彦、沢山遼、高嶋晋一、中井悠、野田吉郎、桝田倫広、松浦寿夫、峯村敏明、森啓輔、米田尚輝の14人。(敬称略)
【会期】 2013年8月31日(土)~9月23日(月・祝)
【会場】 旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉県所沢市中富1862―1)
【休館】 会期中無休
【開館時間】 10:00~17:00
【料金】 無料
【問合せ】 080-3537-3021(引込線 2013実行委員会)
【関連リンク】 引込線 2013
イベント
毎週末を中心に、会場内イベントルームを使用し、トーク、レクチャー、シンポジウム等を開催。詳細は、公式ホームページに掲載予定。
【予定】
・美術をデザインすること(冨井大裕ほか)
・フランシス・ベーコン解剖(井上康彦、沢山遼、桝田倫広ほか)
・コアコア@所沢(沢山遼ほか)
・鉄道と港の形而上絵画(沢山遼、阿部真弓ほか)
・絵画の話(末永史尚、登山博文、荻野僚介ほか)
・超克の彫刻(森啓輔ほか)