【美術館】 成川美術館で5つの展覧会 〈招待券プレゼント〉

2013年08月20日 09:57 カテゴリ:最新のニュース

成川美術館

成川美術館

芦ノ湖畔の小高い丘に立ち、富士山を望む成川美術館。4000点を超える現代日本画コレクションを誇るこの美術館で、現在5つの企画展が開催されている。

 

まずは日本画家・牛尾武の作品にフォーカスした展示、『牛尾 武「空海の空と海」最終章 京都・奈良編』と『牛尾 武が描く日本の源郷~熊野を中心に~』の二つを紹介したい。牛尾は2004年から司馬遼太郎著の「空海の風景」をテーマに作品を描き続けており、本展はその空海と密接な関係にある京都、奈良そして牛尾自身が居を構える熊野を題材とした作品によって構成されている。日本の原風景ともいえる四季折々の自然の姿や古寺の佇まいを通じて、空海が生きた時代の空気に触れることが出来るだろう。

 

また『成川美術館の至宝 第2回 日展の作家を中心に』では東山魁夷、杉山寧、高山辰雄、徳岡神泉をはじめとした日展の歴代会員の傑作を展示する。

 

『世界遺産登録記念 富士を描く 第1回展』にも注目だ。今年、世界文化遺産に登録された富士山は日本を代表する名峰であり、これまで多くの日本画家が画題として作品を描いてきた。本展では関口雄揮、稗田一穂、岡信孝、牧進、近藤弘明、中野嘉之、吉田多最、吉田善彦などが描いた富士を紹介する。実際に富士山を間近に望むことができる成川美術館であるからこそ、また違った味わいを感じることが出来るのではないだろうか。

 

最後に『高崎昇平新作個展 花連歌』を紹介したい。精緻で密度の高い作品を生み出す現代日本画家・高崎昇平。本展では俳句のルーツともいえる連歌をテーマとした花の作品を展示する。一枚の絵を連歌に見立てた作品は、花を上の句に、絵のバックを下の句に見立てて描かれている。日本画に独創的な息吹を吹き込んだ作品は必見と言える。

 

成川美術館

【会期】 2013年6月12日(水)~9月11日(水)

【会場】 成川美術館(神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570) ☎0460-83-6828

【休館】 無休

【開館時間】 9:00~17:00

【料金】 一般1200円 高大生900円 小中生600円 幼児無料

【関連リンク】 成川美術館

 

今後の企画展 ※いずれも会期は2013年9月12日(木)~12月11日(水)

『小笠原元 風景との語らい』

『並木恒延展-うるし七彩-』

『一般財団法人設立記念展 成川美術館の至宝 第3回 院展の作家を中心に』

『世界遺産登録記念 富士を描く 第2回展』

 

〈招待券プレゼント〉

同展招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「成川美術館 招待券プレゼント」とご記入の上、①郵便番号②住所③氏名④年齢⑤職業⑥当サイトへのご意見 を以下のメールアドレスまでお送りください。

present@art-news.co.jp

締切 9月15日(日) 必着

※応募多数の際は抽選とさせていただきます。なお当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

 


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