文展創設から数えれば106回目の「日展」が、11月1日(金)より国立新美術館において開幕する。昨年より始まったシンポジウムのほか、多彩なイベントを今年も数多く予定。とくに注目のものを紹介したい。
入場無料となる「日展の日」は、11月11日(月)に実施される。同日には、シンポジウム『日本の美 今を観る』を開催。午後1時30分から、青木保・国立新美術館館長による基調講演。続く2時10分からは、青木氏に加え日展理事長・寺坂公雄氏、同顧問・大樋年朗氏、同常務理事・井茂圭洞氏によるシンポジウムとなる。司会は日展副理事長の土屋禮一氏がつとめる。
週末には、評論家らによる講演会がおすすめ。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の全5科が、それぞれ開催する。
11月2日(土) 「日展の日本画」 美術評論家・太田垣實氏
11月3日(日) 「日展の洋画」 東京ステーションギャラリー館長・冨田章氏
11月4日(月・祝) 「日展の彫刻」 筑波大学教授・守屋正彦氏
11月9日(土) 「日展の工芸美術」 東京都美術館専門調査員・河合晴生氏
11月16日(土) 「日展の書」 読売新聞東京本社編集委員・菅原教夫氏
詳細はホームページやチラシを参照のこと。予約申込、問合せは以下まで。
【問合せ】 日展事務局・展覧会係(東京都台東区上野桜木2-4-1)☎03―3823―5701
【関連リンク】 公益社団法人 日展
「新美術新聞」2013年11月1日号(第1327号)2面より