「ヨコハマトリエンナーレ2014」の第3回記者会見が、このほど主会場のひとつである横浜美術館にて実施され、アーティスティック・ディレクターの森村泰昌氏より、展覧会構成やビジュアルデザイン、参加作家の一部が発表された。
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」というテーマのもと、森村は同展を「人生のうっかりした忘れ物、人類の恒常的な忘れ物、現代という時代の特殊な忘れ物などを憶い出すための、いわば“忘却巡り”の旅」として構成。「沈黙とささやきの旅」、「華氏451の旅」、「無用への旅」、「恐るべき子供達に会いに行く旅」、「忘却の海に漂流する」という5つの章を通じて、来場者の価値観を揺さぶるような展覧会を目指す。
ビジュアルデザインはグラフィックデザイナーの有山達也氏が手掛け、横浜在住のハンコアーティスト・葛西絵里香氏が彫った版を活かした、白と黒の対となるイメージになった。タイトルの筆文字は、参加作家のマイケル・ランディによるもの。
発表された参加作家は、釜ヶ崎芸術大学、マイケル・ランディ、メルヴィン・モティ、グレゴール・シュナイダー、高山明、和田昌宏、やなぎみわの7組(アルファベット順)。その他、BankART Studio NYKや初黄・日ノ出町地区など市内の「創造界隈拠点」との連携や応援プログラム/グッズの募集などが発表された。
[ ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」 ]
【会期】 2014年8月1日(金)~11月3日(月・祝) [89日間]
【会場】 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)☎045―663―7232 / 新港ピア(新港ふ頭展示施設)(横浜市中区新港2-5)
【休場】 第1・3木曜日
【開場時間】 10:00~18:00
※ 8月9日(土)、9月13日(土)、10月11日(土)、11月1日(土)は20:00まで
【料金】 未定
【関連リンク】 ヨコハマトリエンナーレ2014