500号、1000号といった大画面に神話的ともいえる豊饒な世界観を描き、現代絵画を代表する画家のひとり、遠藤彰子(武蔵野美術大学教授、二紀会理事、女流画家協会委員)。1月15日、ふたつの個展「魂の深淵をひらく」(上野の森美術館)、「おりおりの刻を語る」(日本橋三越本店)がともに開幕した。
画家は1986年に安井賞を受賞、近年は国内の美術館で数多く個展を開催、2007年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど目覚ましい活躍が続く。今回、上野では1000号の超大作「四季」シリーズ4点をはじめ、絵画、立体、挿絵原画などを展示。三越では油彩を中心に展示し、出品数は両展あわせて約300点となる。
「新美術新聞」2014年1月21日号では、4ページに渡って本展を特集。豪華執筆陣による寄稿、モチーフなどから読み解く「遠藤彰子をより楽しむための15キーワード」など、多彩な視点から作家、作品を紹介している。
なお、上野の森美術館で展覧会カタログを購入すると、「新美術新聞」の同特集が同封される。
【関連リンク】 遠藤彰子展 / 南嶌宏・田中正之
■ 上野の森美術館 魂の深淵をひらく
【会期】 2014年1月15日(水)~28日(火)
【会場】 上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)☎03-3833-4191
【休館】 会期中無休
【開館時間】 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般600円 大学生400円 高校生以下無料
アーティスト・トーク
【日時】 2014年1月18日(土)、25日(土)
16:00~17:00
【料金】 参加無料、要観覧券
■ 日本橋三越本店 おりおりの刻を語る
【会期】 2014年1月15日(水)~21日(火)
【会場】 日本橋三越本店本館6階美術特選画廊(東京都中央区日本橋室町1-4-1)☎03-3241-3311
【休廊】 会期中無休
【料金】 無料
ギャラリートーク
【日時】 2014年1月19日(日) 13:00~
【料金】 無料