「パンリアル美術協会」での活動などを通し、日本画の可能性を探究した星野眞吾(1923~97)。後進の支援・育成を目的に、郷里の愛知県豊橋市へ私財を寄附し、1999年に「トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」は誕生した。過去には三瀬夏之介氏(第2回)、田中武氏(第5回)など、大賞受賞後にさらなる飛躍を遂げた作家も多い。2011年には星野の妻・高畑郁子氏より追加の寄附もあり、「明日の日本画」を担うコンクールとして発展を続けている。
今年2014年、第6回展が開催される。応募資格は国籍、年齢など問わず、国内在住であること。「従来の概念にはとらわれない」公募展未発表の日本画を募集する。出品はひとり1点、5000円。審査員は吉田俊英(豊田市美術館館長)、菊屋吉生(山口大学教授)、野地耕一郎(泉屋博古館分館学芸課長)、三頭谷鷹史(美術評論家)、佐藤道信(東京藝術大学教授)の5氏。大賞の「星野眞吾賞」は副賞200万円、準大賞は副賞100万円など。入賞・入選作は8月23日(土)~9月21日(日)まで豊橋市美術博物館で展示される。
【応募期間】 2014年4月1日(火)~30日(水) 必着
【作品搬入】
〈委託搬入〉 2014年6月5日(木)・6日(金) 9:00~17:00
〈直接搬入〉 2014年6月7日(土)・8日(日) 9:00~17:00
【問合せ・搬入先】 豊橋市美術博物館「星野眞吾賞展」事務局(愛知県豊橋市今橋町3―1)☎0532―51―2882
【関連リンク】 豊橋市美術博物館
「新美術新聞」2014年2月11日号(第1335号)2面より
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