1979年に創設され、第12回展を迎えた全国コンクール「浜松市美術館版画大賞展」(主催 浜松市、静岡新聞社・静岡放送)。国籍・住所・年齢を問わず昨年の10月から11月に応募を行い、全国から139人、232点の作品が寄せられた。
大賞には松﨑寿実氏の木版作品「Dream of Giant Architect(巨大建造物の夢)」が決定。静岡新聞社賞には横内朝氏のリトグラフ「My fake wedding vol1 #1」、静岡放送賞には集治千晶氏の銅版「人形遊び―水上の星―」がそれぞれ決まった。審査員は建畠晢(美術評論家・京都市立芸術大学学長)、小林敬生(版画家・多摩美術大学教授)の両氏がつとめ、審査員特別賞には、東樋口徹氏と松本まゆか氏が選ばれている。
受賞・入選作品80点は、以下の会場・会期において展示。伝統的な技法、個性的な表現など、現代版画の多様性を示す数々の作品と出会うことができるだろう。
【会期】 2014年2月25日(火)~3月23日(日)
【会場】 浜松市美術館(静岡県浜松市中区松城町100―1)☎053―454―6801
【休館】 月曜
【開館時間】 9:30~17:00(入館は16:00まで)
【料金】 大人300円 高校生150円 中学生以下・70歳以上・障害者手帳等所持者無料
【関連リンク】 浜松市美術館
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「新美術新聞」2014年2月21日号(第1336号)3面より