渡来の文化と土着の文化が混ざり合い、独自の文化を育む大分県・国東半島。この土地を舞台に、本年10月に予定される「国東半島芸術祭」のプレ事業として、「国東半島アートプロジェクト」が開催される。
会期は3月1日(土)~23日(日)、会場は大分県豊後高田市、国東市各所。ダンサーの勅使川原三郎氏が彫刻作品を発表する並石(なめし)プロジェクトと、かつて修験者の行き交った山にアントニー・ゴームリー氏の彫刻作品を設置する千燈(せんとう)プロジェクトのふたつが核になる。その他、アーティスト・イン・レジデンスの成果展として、美術家・雨宮庸介氏と写真家・西光祐輔氏の展示や、演出家・飴屋法水と小説家・朝吹真理子両氏のトークなど、多彩な作品展示・イベントが予定される。
事前申込制のバスツアー(有料)も企画されているが、定員に達したものもあるため、詳細はホームページを確認のこと。
なお「国東半島芸術祭」(10月4日~11月30日)は、海岸線や山間部に作品を恒久設置し、トレッキングなどと融合する「旅としての芸術祭」を提案するユニークな試みとなる。
国東半島アートプロジェクト
【会期】 2014年3月1日(土)~23日(日)
【会場】 大分県豊後高田市、国東市各所
【料金】 無料 ※ツアー(有料)もあり
【関連リンク】 国東半島芸術祭
「新美術新聞」2014年3月1日号(第1337号)6面より