上田市交流文化芸術センター(大小ホール、スタジオ、多目的ルーム、会議室、緑地広場など)と上田市立美術館が、地域の文化振興と新たな魅力や活力を生み出すシンボル施設として、10月2日(木)、グランドオープンする。
美術館内の常設展示室、企画展示室は2階に配置され、鑑賞しやすいシンプルな形状。常設展示室では、作品・資料などの展示を通じて郷土作家の顕彰を行う。企画展示室は、継ぎ目のない大面積の展示壁と高い天井をもち、大型作品の展示など多種多様な展覧会に対応できる設計となっている。文化庁の文化財公開承認施設グレードを確保し、貴重な芸術作品を後世に継承するための収蔵庫も設置された。また、市民の創作活動の発表の場となる市民アトリエ・ギャラリー、子どもたちがのびのびと自由に創作できる広さの子どもアトリエやライブラリーなども設けられた。
開館記念事業「山本鼎のすべて展」が10月2日(木)から11月9日(日)まで開催される。上田の地から美術の裾野を全国へ拡げた山本鼎の言葉「自分が直接感じたものが尊い」の実像に迫る。
上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館 (愛称「サントミューゼ」)
【住所】 長野県上田市大手1-11-16 ☎0268-23-5219
【休館】 火曜(祝日のとき翌日)、12月29日~1月3日
【料金】 常設展示:一般300円 大・高校生200円 中・小学生100円
【関連リンク】 上田市交流芸術センター・上田市立美術館
「新美術新聞」2014年5月21日号(第1344号)2面より