工芸都市・富山県高岡市が開催する日本有数のクラフトコンペが今年も革新的なクラフトを公募する。
応募作品は、素材は問わず、実生活上の用途をもつ未発表のもので、適正価格での販売と追加製作が可能なもの。グランプリは、実用性・市場性の高い、素材感を活かしながらも、商品としての競争力も高い生活用品を求める「ファクトリークラフト グランプリ」と創造性・提案製の高い、クラフト・工芸の領域を拡張するような、チャレンジングな表現を求める「コンテンポラリークラフト グランプリ」の2点が選出される。入賞作品は東京・銀座の松屋銀座7Fデザインギャラリーにて8月20日(水)~9月15日(月)で展示。入選者はネットショップ「スタイルストア」への出展が3ヶ月間参加費無料など特典も。
また、クラフトコンペの入選作品展にあわせて高岡市内で展開される「クラフト市場街(いちばまち)」が今年も開催される。伝統産業の工場見学「高岡クラフツーリ ズモ」や、クラフト作家の器を使って食事を楽しめる「クラフトの台所」、クラフト作家の展覧会、まち歩きワークショップなど様々なプログラムが予定されて いる。
【応募資格】 不問(個人、グループも問わない)
【募集作品】
・金工、漆芸、木工、ガラス、テキスタイルなど素材、用途は問わない
・実生活上の用途を持ったもの
・適正な価格で販売可能であり、追加製作加納なもの
・出品作品は未発表のものに限る
【応募締切】 7月7日(月) ※申込書、郵便振込ともに必着
【出品料】
一般:1種 10,000円
学生:1種 5,000円
※2種目以降、1種増すごとに3,000円加算
【賞・賞金】
ファクトリークラフト グランプリ(1点):副賞80万円
コンテンポラリークラフト グランプリ(1点):副賞80万円
優秀賞(2点):副賞各30万円
審査員奨励賞(5点):副賞各10万円
【審査員】
小泉誠 (家具デザイナー)
立川裕大 (伝統技術ディレクター)
高橋俊宏 (Discover Japan編集長)
三谷龍二 (木工作家)
川上典李子 (デザインジャーナリスト)
野田雄一 (富山ガラス工房館長)
【詳細・問合わせ】 工芸都市高岡クラフトコンペティション
高岡クラフト展
【会期】 2014年10月2日(木)~6日(月)
【会場】 大和高岡店 催事場(富山県高岡市御旅屋町101) ☎0766-27-1111
【営業時間】 10:00~18:00
「新美術新聞」2014年6月11日号(第1346号)3面より