軽井沢に新しい美術館、Karuizawa New Art Museum(軽井沢ニューアートミュージアム)がこのほどオープンした。JR軽井沢駅前から徒歩7分、目抜き通り沿いに面して白亜の柱が印象的な美術館。同ミュージアムは、日本の戦後から現在までのアートを新しい視点から捉えなおし、国際的な評価にたえうる作品を広く普及することをミッションに掲げる。名誉館長に村田慶之輔氏、館長に白石幸栄氏が就任。開幕記念展として「『軽井沢の風』展 日本の現代アート 1950―現在(いま)」を今夏、9月2日(日)まで開催中だ。
建物概要は、1階に企画展示室・ギャラリー500㎡余りとレストラン200㎡、ショップ146㎡。2階は常設・企画の展示室合わせて867㎡。外観も内装もホワイトを基調に現代アートの展示には合う雰囲気である。
開幕展は草間彌生、千住博、岡本太郎、山口長男、今井俊満、菅井汲、「具体美術」の吉原治良、白髪一雄、田中敦子、元永定正ら、建築分野の伊藤豊雄、隈研吾、さらに絹谷幸二、宮田亮平、宮廽正明、北郷悟、杉本博司、村上隆ら人気実力アーティストらの大作が出品展示されている。
軽井沢には既存の美術館施設等があるが、それらとも協働して同町を国際的な芸術文化の拠点として導くことを目標にする。そのため「軽井沢国際芸術文化都市推進協議会」(略称:KIAC)の後援を受け、地域と連携した様々な活動を展開していく方針だ、という。
「新美術新聞」2012年6月11日号(第1282号)3面より
「『軽井沢の風』展 日本の現代アート 1950―現在(いま)」
【会期】 2012年4月27日(金)~9月2日(日)(6月27日(水)より後期展示)
【会場】 Karuizawa New Art Museum(長野県北佐久郡軽井沢町1151-5)
☎0267-46-8691 【休館】 火曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 4月~6月 10:00~17:00(金・土曜は19:00まで)
7月~9月 10:00~18:00(金・土曜は21:00まで)※入館は閉館30分前まで
【料金】 一般1900円 65歳以上・大高生1500円 小中学生1000円 未就学児 無料
※盛夏期間(7月21日~8月26日)
:一般2500円、65歳以上・大高生1900円 小中学生1300円 未就学児 無料
【関連リンク】 www.knam.jp/