作家や所蔵作品にスポットを当て、芸術・文化に関する第一線の知を紹介する大原美術館美術講座が40回の節目を迎える。今回は「1960年以後の芸術・建築―万博、モノ派、21世紀へのビッグバン」をテーマに、高度成長期の歩みの中で作家たちがどのような表現を世に問うてきたかを改めて考える。日程は７月26日(土)・27日(日)の2日間。

講座内容は26日が「物語の消滅から豊饒な混沌へ」(高階秀爾同館館長)、「美術における多文化主義『二十世紀美術におけるプリミティヴィズム』展と『大地の魔術師』展の再考察を中心に」(建畠晢京都市立芸術大学学長・埼玉県立近代美術館館長)、「70年のメッセージ　モノ派と私の仕事」(李禹煥)の3講座。

翌27日は「60年代以降の建築と大阪万博」(五十嵐太郎東北大学大学院教授)と講師全員による総合討議が行われる。

定員は300名(うち会場後方に学生シート50名分)で事前予約制、先着順。

聴講料は全日程共通で一般5000円(学生1000円)。

申し込み方法は電話、メール、はがき、FAXにて①氏名②郵便番号・住所③電話番号(またはメールアドレス)を明記のうえ申し込みのこと。

【問い合わせ】 大原美術館 (岡山県倉敷市中央1-1-15)

☎086-422-0005　FAX 086-427-3677　E-mail koza※ohara.or.jp (※を@に変えて送信)

「新美術新聞」2014年7月1日号(第1348号)2面より