横浜市都心部再生の起点のプログラムのひとつとして登場し、「都市に棲むこと」を理念に活動を続け、今年で10年を迎えたBankART1929。ヨコハマトリエンナーレ2014の連携企画となる今展ではBankART Studio NYKを中心に、作品コレクションや展覧会・イベント・アーカイブ、コンテンツの集積を公開する。また2010年より推進している文化交流プロジェクト「続・朝鮮通信使」を日中韓及び東アジアに広げてツアー、レジデンス、展覧会を展開。同時に、歴史的建造物等を開きながら、アートと地域との連携を図る「ランドマークプロジェクト」の第5弾も開催される。
■BankART Studio NYK
楊福東(中国)、蔡國強といわきの物語(中国+日本)、noridan(韓国)、チェ・ソン(韓国)、藩逸舟(中国/日本)、アンネッケ&スペンサー(イギリス)、髙橋啓祐(off-Nibroll)、黒田大祐、桒原寿行、青田真也、山下拓也、原口典之、川俣正、朝倉摂、大野一雄フェスアーカイブ、岡﨑乾二郎、田中信太郎、中原浩大、淺井裕介、中谷ミチコ、白井美穂、磯崎道佳、アトリエワン、みかんぐみ
■国境の家
朝鮮通信使の時代に釜山の居留地に存在した屋根が韓国式、平面が日本式のコラボレート建築倭館の再現。ここを舞台に様々な境界を巡るプログラムが展開される。
柳幸典、金沢寿美、開発好明、イム・ユンス(韓国)、PHスタジオ、対馬アートファンタジアほか
■食と現代美術part7 東アジアレストラン
NYK及び周辺の飲食店とコラボレーションしながら東アジアの食を探る。NYKの河岸を木や野菜が生い茂るガーデンに変身。
きむすひゃん(韓国の昔料理)、なすんじゃ(韓国の宮廷料理)、藤井まり(日本の精進料理)、ピー(タイ料理)、木村崇人ほか
■プロジェクト 続・朝鮮通信使
韓国から持ち込まれた巨大な装置とレジデンス、ワークショップを経て制作された楽器や人形が横浜の街を往来。無国籍的音楽の日本の「サンドラム」が連鎖する。
7月31日、8月1日 noridan+サンドラム+参加作家+市民
■歴史的建造物等を巡る Landmark Project Ⅴ
松本秋則(横浜市庁舎1階)、関本幸治(馬車道商栄ビル壁面)、川瀬浩介(神奈川県庁舎)、田中信太郎(神奈川県庁舎)、宮本隆司(北仲通北地区)、石内都(北仲通北地区 旧帝蚕倉庫)、楢橋朝子(ぴおシティ地下通路)、小山穂太郎(鶴見線国道駅)、アジア・ユーラシアモボモガを探せ!(横浜市開港記念館)ほか
【会期】 8月1日(金)~11月3日(月・祝)
【会場】 BankART Studio NYKほか
【開場時間】 10:00~19:00
【休場】 第1・3木曜
【料金】 ヨコハマトリエンナーレ2014連携セット券 一般2400円 大学・専門1800円 高校生1400円
※連携セット券で同時期開催の「ヨコハマトリエンナーレ2014」と「黄金町バザール2014」に入場可
※BankART Life Ⅳの単独チケットは1000円
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