「新美術新聞」2014年8月1・11日合併号~8月21日号に掲載された美術館や画廊、団体のオープン情報や移転、休館情報、人事、訃報などをお伝えします。
【オープン】
■ 目白美術館 (東京都豊島区目白3-14-3 8F)がオープン。館長は高島穣氏。企画展開催期間外は貸しギャラリーとして利用可能。問合せはTEL03-5906-5521。
【休館】
■ 佐藤美術館 (東京都新宿区大京町31-10)が、改修工事に伴い10月31日まで休館。改修工事終了後は、「佐藤国際文化育英財団第23回奨学生美術展」を11月1日から12月21日まで開催する。
■ 東京都写真美術館 (東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)が、改修工事に伴い9月24日から2016年8月末(予定)まで休館。休館期間中も「恵比寿映像祭」は開催予定。
【移転】
■ 新展美術協会 事務局
新事務局:〒732-0051 広島県東区光ヶ丘2-11ア赤坂史煌方 TEL082-263-2490
■ 臨池会 事務局
新事務局:〒631-0825 奈良市西大寺芝町1-1-2 佐伯華水方 TEL0742-46-2468
【人事】
■ 岡山県立博物館(岡山市北区後楽園1-5)の新館長に谷名隆治氏が就任(4月1日付)。
■ 岩国徴古館(山口県岩国市横山2-7-19)の新館長に青木英子氏が就任(4月1日付)。
■ 雪梁舎美術館(新潟県新潟市西区山田451)の新館長に捧 実穂氏が就任(6月12日付)。
■ 華鴒大塚美術館(岡山県井原市高屋町3-11-5)の新館長に畠山祥三氏が就任(6月21日付)。
【組織】
■ 公益財団法人 損保ジャパン美術財団(理事長:佐藤正敏)は、法人名を「公益財団法人 損保ジャパン日本興亜美術財団」に変更(9月1日付)。同財団が運営する「損保ジャパン東郷青児美術館」(東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン本社ビル42階)も「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」に名称変更する。
【訃報】
■ 金興洙(キム・フンスー/画名KIM SOUキム・スー)氏=韓国洋画界の重鎮
6月9日、老衰のためソウル市内の自宅で死去。94歳。北朝鮮北東部咸鏡南道出身。1944年東京美術学校(現・東京藝大)卒業。55年渡仏しパリで活躍、その後アメリカに活動の場を移し、具象と抽象を組合わせた作風「ハーモニズム」を確立。平山郁夫氏との2人展をソウル(01年)と東京藝大大学美術館(02年)で開催。ソウルに金興洙美術館がある。
■ 北出不二雄(きたで・ふじお/本名 藤雄)氏=陶芸家、日展参与、元金沢美術工芸大学長、同大学名誉教授
6月10日、老衰のため死去。94歳。兵庫県出身。9歳で叔父の北出塔次郎の養子となり師事。1950年金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大)陶磁器科を卒業、日展初入選。87年日展、93年日本新工芸展にて内閣総理大臣賞。91年中日文化賞、96年旭日小綬章。日展評議員、参与、九谷焼技術保存会長を歴任。金沢美大で後進の育成に尽力、助教授を経て79年教授就任。91~97年度まで同大学長。
■ 堀友三郎(ほり・ともさぶろう)氏=染色作家、日展参与、光風会名誉会員、元多摩美術大教授
7月7日、肺炎のため死去。90歳。大阪府出身。多摩美大で染色を学び、日展、光風会を舞台に活躍。中村研一記念美術館(現・中村研一記念小金井市立はけの森美術館)初代館長。00年勲四等瑞宝章。
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