【映画】美術館は誰のもの?『みんなのアムステルダム国立美術館へ』12月公開

2014年10月31日 13:09 カテゴリ:最新のニュース

 

10年も!閉館していた世界的美術館、そこでは何が起こっていたのか?
金剛力士像からレンブラントまで、新たな命を吹き込まれた美術館がついに完成する—。

 

(c)2014 Column Film BV

 

オランダのアムステルダム国立美術館は、レンブラント「夜警」やフェルメール「牛乳を注ぐ女」で知られるオランダ最大の国立美術館。そのコレクションはパリのルーヴル美術館やロンドンの大英博物館にも匹敵すると言われている。2004年、同館創立以来の全面改修が決定し、スペインの建築家クルス&オルティスによる改修プランが採用されるが、美術館を貫く公道の設計に、自転車王国アムステルダム市民が猛反発。再オープンが当初の2008年から果てしなく遅れる事態となってしまう。

 

本作はオランダ最大の美術館が10年も閉ざされた“事件”を追いながら、“美”をつくる現場をのぞき込むことが出来るドキュメンタリー。2010年に公開された前作『ようこそ、アムステルダム美術館へ』では描ききれなかった、事件の顛末がついに明らかとなる。

 

(c)2014 Column Film BV

 

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館長や学芸員、建築家、出入り業者、そして市民ら関係者それぞれの意見やこだわりがせめぎ合い、紆余曲折しながらも、“みんなに開かれた美術館をつくりたい”と苦悩し、奮闘する彼らの努力はやがて実を結び、輝かしいフィナーレへと結実していく。個性豊かな面々が生み出す人間模様はまさに喜劇であり上質なエンターテインメントだ。また、建設中の美術館内はもちろん、オークションでの作品購入、絵画の修復作業、膨大な数の作品が眠る収蔵庫など、普段私たちがなかなか見ることの叶わない美術館の裏側を見る事が出来るのも本作の魅力。映画館でしか見られない、「美術館の素顔」をぜひ楽しんでほしい。

 

12月20日より渋谷・ユーロスペースにて公開。他全国順次公開。

 

映画『みんなのアムステルダム美術館へ』
監督:ウケ・ホーヘンダイク/出演:アムステルダム国立美術館の館長、学芸員、建築家、アムステルダム市民他
2014年/オランダ/カラー/97分/オランダ語・英語/原題:The New Rijksmuseum/
配給:ユーロスペース/後援:オランダ王国大使館、全日本博物館学会/賛同:オランダ政府観光局/協力:(株)JTBメディアリテーリング

 

予告編

 

【関連リンク】

映画『みんなのアムステルダム美術館へ』公式サイト

 


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