【募集】 第1回アートオリンピア2015 ― 国際公募展が誕生、賞金総額約5千万円

2014年11月11日 09:47 カテゴリ:最新のニュース

 

 

■新たな公募展の誕生

才能あるアーティストの発掘・支援を目的とするビエンナーレ方式の公募展「アートオリンピア」が、2015年に第1回展を開催する。コンセプトは、国際舞台で活躍する作家を見出し、文化交流のハブ(拠点)の形成と、新たなアート・美意識の創出。審査方法への新たな取組みや高額の賞金など、これまでにはない意欲的な試みに注目が集まる。来年2月からの作品募集を控え、その特徴を紹介したい。

 

■応募者全員を「点数方式」で審査

全応募作は東京・ニューヨーク、パリの3拠点で一次審査を行い、約240名を選出。最終審査(東京)では、内外の審査員による「点数方式」の審査を行い、金・銀・銅の3賞および審査員特別賞などを決定。一般部門の金賞賞金は、国内最高額となる約1200万円、入選者にも約5万円が授与され、賞金・副賞総額は約5000万円となる。

 

左から、宮田亮平氏、建畠晢氏、千住博氏、秋元雄史氏(撮影:疋田千里)、南嶌宏氏

左から、宮田亮平氏、建畠晢氏、千住博氏、秋元雄史氏(撮影:疋田千里)、南嶌宏氏

 

■日米仏の著名美術関係者が審査員

審査員は、審査委員長の宮田亮平(東京藝術大学学長)のほか、建畠晢(京都市立芸術大学学長、埼玉県立近代美術館館長)、千住博(画家)、秋元雄史(金沢21世紀美術館館長)、南嶌宏(女子美術大学教授)の5氏。アメリカからは、ガゴシアンギャラリーのディレクターや、アンディ・ウォーホル美術館館長ら5氏が決定している。また、主催のアートオリンピア実行委員会は、山口伸廣・人間国宝美術館館主を実行委員長に、北郷悟、横山勝樹、保科豊巳、矢部良明、原真一の各氏が実行委員をつとめる。

 

■対象は平面(絵画)作品

応募資格は、18歳以上でプロのアーティストを目指し、制作を継続する意思のある者。国籍、居住国は不問。本人制作で他の公募展等に出品されていない平面作品が対象となる。募集部門は全応募者が対象の一般部門と学生部門。出品料は一般部門1点20,000円(2点30,000円)、学生部門1点10,000円(2点15,000円)。まずは応募要項の確認を。

 

【出品申込期間】 2015年2月2日(月)~4月17日(金)

 

【申込書の入手方法】

同展ホームページよりダウンロード

②事務局に電話・Eメールで請求

③ハガキ・封書で請求

〒136―0075 東京都江東区新砂3―4―11 GLP東京Ⅱ6階

㈱ハート・アンド・アート「アートオリンピア」係

 

【展覧会】

2015年6月13日(土)~28日(日)

東京・豊島区新庁舎「としまエコミューゼタウン」(2015年5月オープン予定)

 

【問合せ】

アートオリンピア実行委員会事務局

TEL 048―650―5544  E-mail:info@artolympia.jp

 

【関連リンク】 アートオリンピア2015公式ホームページ

 

「新美術新聞」2014年11月1日号(第1359号)8面より

 

 


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