開館前の美術館を楽しむ
国内の県立美術館としては青森県立美術館以来9年ぶりの新設となる大分県立美術館(通称=OPAM、新見隆館長)。同館が来年4月24日に開館を迎えるのに先立ち、館内を一般公開するイベント「OPAM誕生祭」を開催する。
世界的建築家で昨年プリツカー賞を受賞した坂茂氏が国内で手掛ける初めての美術館として話題を呼んでいる同館。今回の誕生祭では初日の記念式典で、隣接する多目的複合施設・OASISひろば21とをつなぐペデストリアンデッキの渡り初めを皮切りに、美術館の一般公開、トークイベント、作品展示など多数の催しが予定されている。
展覧会は「序曲、出会いと五感の交響楽=大分」、「OPAM完成までの軌跡」の2つがラインナップされ、陶芸家・中村錦平氏、写真家・内田亜里氏らが作品を展示する。また会期中には坂氏の講演会(23日・事前申込制) 、新見館長と立命館アジア太平洋大学生とのトークイベント(30日)などが開催。そのほか「建築士と巡るOPAM見学ツアー」(24日、29日、30日)など、開館前のOPAMをいち早く満喫できる催しが目白押しだ。
【美術館一般公開】11月23日(日・祝)~30日(日) 10:00~19:00(23日は14:30開館)
【展覧会】11月23日(日・祝)~30日(日) 10:00~19:00(23日は14:30開館)
【坂 茂「美術館建設写真展」】 11月23日(日・祝)~30日(日) 美術館1階展示室A外壁
【会場】大分県立美術館(大分市寿町2-1) TEL097-533-4500
【料金】無料
【関連リンク】大分県立美術館
【関連記事】レポート 坂茂による国内初の美術館「大分県立美術館」来春開館