今回3回目を迎える「FACE展 2015(損保ジャパン日本興亜美術賞展)」。11月15日に審査会が行われ、748名の応募の中から入選作品70点(うち受賞作品9点)が決定した。油彩、水彩、アクリル、岩絵具など多彩な技法やモチーフの中から、グランプリ(1点=賞金300万円)に輝いたのは宮里紘規(みやざと・ひろき、1990年生まれ)の《WALL》。同作は損保ジャパン東郷青児美術館に所蔵(副賞金による買上)される。
また優秀賞(3点=賞金各50万円)には大橋麻里子(1991年生まれ)《La Foret》、和田和子(1951年生まれ)《ガーデン(木洩れ日)》、村上早(1992年生まれ)《カフカ》の3点が選出。
このほかに読売新聞社賞(1点=賞金10万円)に平野淳子(1955年生まれ)《記憶》、審査員特別賞(4点=賞金各10万円)に黒木美都子(1991年生まれ)《月読(つくよみ)》、大里早苗(1950年生まれ)《Echoes》、児玉麻緒(1982年生まれ)《チュー》、下野哲人(1955年生まれ)《Black lines on the white White lines on the black》が選ばれた。
今回の審査員は本江邦夫(多摩美術大学教授)、松本透(東京国立近代美術館副館長)、堀元彰(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)、坂元暁美(上野の森美術館学芸員)、原口秀夫(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館館長)の各氏。受賞作含む入選70点の展示は来年2月21日より東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催。また会期中は、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も行われる。
【会期】2015年2月21日(土)~3月29日(日)
【会場】東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階) TEL 03-5777-8600
【休館】月曜
【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】一般500円 大高生300円 中学生以下無料
【関連リンク】東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館