新常設展示室イメージした俯瞰図
12月1日から5・6階の常設展示室が約4カ月のリニューアル休室に入った江戸東京博物館が、リニューアルオープンに向けた特設サイトをローンチした。制作は早稲田大学や100 TOKYOなどのサイトを手掛ける株式会社CINRA。
同館の常設展示室は「江戸ゾーン」、「東京ゾーン」の2つのゾーンからなる大空間。江戸時代の日本橋や芝居小屋・中村座を実物大で復元した大型模型をはじめ、明治時代の鹿鳴館や銀座煉瓦街の様子を再現した模型、浮世絵・着物・生活道具など季節ごとに当時の資料も豊富に展示している。今回のリニューアルでは、幕末の江戸城模型や江戸時代の棒手振の様子を再現した体験型展示、幕末や1970年代以降の東京を紹介するコーナーなどが新たに登場。さらにこれまでの模型も映像や演出を加えて生まれ変わる。
特設サイトでは来年3月28日に迎えるリニューアル後の常設展示室をイメージ。日本画のように描かれた俯瞰図イラストを上下左右に移動して常設展示室の全体を見ることができる。また展示室の各コーナーを、見どころとともに一つ一つ紹介。「町の暮らし」や「江戸の美」といった21のコーナーがどのようにリニューアルされるのかを解説している。
またスペシャルコンテンツとしてモデル・はな、編集者/評論家・山田五郎、作家・橋本治の3氏がリニューアル前の常設展示室を訪れ、三者三様の視点で江戸東京博物館や歴史・文化について語る体験レポートも順次公開される。
【関連リンク】江戸東京博物館 特設サイト