今年7月19日から72日間にわたり開催された北海道初の国際芸術祭「札幌国際芸術祭2014」。その2回目開催へ向けた市民フォーラムが12月9日に札幌で開催される。
47万8千人を来場者数を記録し、ゲストディレクター・坂本龍一氏不在の中、目標としていた30万人を大きく上回る結果を残した札幌国際芸術祭2014。今回のフォーラム開催について主催のACF 札幌芸術・文化フォーラムは「トリエンナーレのスタートとして弾みがついたが、課題も多く指摘されている。来春の統一地方選で国際芸術祭を主催する札幌市の首長が交代する見通し。こうしたタイミングで「札幌国際芸術祭2014」を市民目線で振り返り、3年後の「札幌国際芸術祭2017」へつなげるため、今すぐできることを進めていこう。「札幌国際芸術祭2017」はまだ公式な存在になっていない段階だから いち早い市民側のムーブメントとして、あえて「フライング・フォーラム」と銘打った」としている。当日のプログラムは以下の通り。
■プログラム
◇18:20~18:45 オープニングイベント
挨拶:中島洋(シアターキノ代表)
札幌国際芸術祭2014 連携事業「この砂赤い赤い」上映(監督:早川 渉 制作:NPO北海道コミュニティシネマ・札幌)
◇18:50~20:00 フォーラム 第1部
札幌国際芸術祭をアートの観点から振り返り2017へつなげよう!
コーディネーター:吉崎元章(札幌芸術の森美術館 副館長)
パネリスト:阿部典英(美術家)、端 聡(札幌国際芸術祭2014 地域ディレクター)、四方幸子(札幌国際芸術祭2014 アソシエイト・キュレーター)、北村清彦(北海道大学文学研究科 博士/教授)
◇20:00~21:10 フォーラム 第2部
札幌国際芸術祭を市民の関わりの観点から振り返り2017へつなげよう!
コーディネーター:古家昌伸(北海道新聞文化部次長)
パネリスト:山田愛衣(SIAF編集局/サカナ通信 代表)、小田井真美(札幌国際芸術祭2014 チーフ・プロジェクト・マネージャー)、大井恵子(ギャラリー門馬&ANNEX オーナー)、閔 鎭京(北海道教育大学岩見沢校准教授/芸術・スポーツビジネス専攻芸術文化政策研究室)
第8回 ACFフォーラム「創造都市さっぽろ」から「札幌国際芸術祭」を考える
【日時】12月9日(火) 18:20〜21:10(開場18:00)
【会場】札幌エルプラザ 3Fホール(札幌市北区北8条西3丁目)
【料金】300円(資料代)、予約不要
【関連リンク】ACF札幌芸術・文化フォーラム
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