「新美術新聞」2014年12月21日号(第1363号)を発行しました。
1面トップは、開業100年を迎える東京駅の魅力に、美術、建築、文学という視点から迫る東京ステーションギャラリー「東京駅100年の記憶」。1914年の開業以来、東京駅は、人々の記憶にどのように残ってきたのか、そして、東京駅をとりまく環境はどう変わったのか―。2つのテーマのもと、絵画や文学、模型や創建当時の装飾部材などを通じて100年の変遷をたどる今展の魅力を、冨田章同館長のご寄稿を通じてご紹介します。また、2014年の最終号となる今号では、恒例の「年末回顧特集」も実施。業界を代表する方々のご寄稿やアンケートを通じて、美術界のこの1年を振り返ります。ご協力をいただきました皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
◆2014年12月21日号のラインナップ
【展覧会紹介】
「東京駅100年の記憶」(東京ステーションギャラリー/寄稿:東京ステーションギャラリー館長・冨田章)、「探検!体験!江戸東京」(江戸東京博物館/寄稿:江戸東京博物館学芸員・落合則子)、「画楽60年 渡辺豊重展」(岩手県立美術館)ほか
【美術界ニュース】
「2014年後半の主な美術展を振り返って」、「文化審議会第12期文化政策部会7・8回」、「平成26年度 日本藝術院新会員決定」、「平成26年度 文化庁長官表彰」、「日動画廊の新春名品展に岸田劉生《麗子像》」ほか
【特集】 「2014 年末回顧特集」
青木保(国立新美術館館長)=アジア・世界を反映した国立新美術館の1年
佐々木丞平((独)国立文化財機構理事長・京都国立博物館長)=「文化財」守る姿勢が新たな文化を生む
三谷忠彦(東京美術倶楽部代表取締役社長・三渓洞)=美術市場、今年感じたこと
松葉一清(武蔵野美術大学教授)=アヴァンギャルドに敬意を
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)=高まるアール・ブリュットへの関心
【好評連載】
通信アジア=南條史生「2014年を回顧する」
【コラム・寄稿】
日々好日=青木野枝(彫刻家)「囲碁の湖」
新美術時評=島尾新「慌ただしい1年を振り返る」
2014 書道界回顧=田宮文平「書教育署名運動の拡がり」
【グラフ】
第41回 創画展 第41回 青枢展 ほか
「新美術新聞」情報 http://www.art-annual.jp/news-paper/