「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム(仮称)」展
具体的な作品名が明らかに
漫画界の巨匠・手塚治虫が亡くなった1989年から現在までの25年間に焦点を当て、複合的メディア表現として深化している日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に紹介する展覧会「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム(仮称)」展が国立新美術館で開催される。
今展は『プロローグ:現代のヒーロー&ヒロイン』、『テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現』、『ネット社会が生み出したもの』、『出会う、集まる―「場」としてのゲーム』、『キャラクターが生きる=「世界」』、『交差する「日常」と「非日常」』、『現実とのリンク、エピローグ:作り手の「手業」』の8章で構成。展覧会開催に先立って、1989年から現在までの日本のマンガ、アニメ、ゲームの文脈を概観する「展覧会公式書籍」も発行されるほか、2月4日には「日本から世界へ―マンガ、アニメ、ゲームによる文化発信と交流」と題したシンポジウムも開催。海外における日本のマンガ、アニメ、ゲームの受容や各国の美術館の状況について、そして日本からの文化発信の在り方について国内および海外双方の視点から議論を展開する。
2008年より「文化庁メディア芸術祭」の舞台としてアートのみならずアニメーションやマンガの魅力発信の一翼を担ってきた同館が、どのような形でニッポンのマンガ・アニメ・ゲームを題材に展覧会として仕立てていくのか注目だ。
※2月6日追記
同展の出品作品の一部が明らかにされた。
第1章:プロローグ現代のヒロイン
NARUTO(アニメ)
ドラゴンクエストⅣ(ゲーム)
ストリーファイターⅡ(ゲーム)
第2章:テクノロジーが描く「リアリティ」―作品世界と視覚表現
電脳コイル(アニメ)
バイオハザード(ゲーム)
ファイナルンタジーⅦ(ゲーム)
第3章:ネット社会が生み出したもの
ひぐらしのなく頃に(ゲーム)
コロニーな生活(ゲーム)
第4章:出会う、集まる―「場」としてのゲーム
Dance Dance Revolution(ゲーム)
モンスターハンターポータブル 2nd(ゲーム)
シーマン(ゲム)
第5章:キャラクターが生きる=「世界」
うたの☆プリンスさまっ♪Repeat(ゲーム)
ラブプラス(ゲーム)
戦国BASARA(ゲーム)
第8章:エピローグ作り手の「業」
メタルギアソリッド(ゲーム)
【会期】2015年6月24日(水)~8月31日(月)
【会場】国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2) TEL 03-5777-8600
【休館】火曜
【開館】10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
【関連リンク】国立新美術館
■巡回
【会期】2015年9月19日(土)~11月23日(月)
【会場】兵庫県立美術館