2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、具体的な動きが見え始めた2014年。美術界では日展が外部理事を迎え、奥田新理事長による新体制のもと「改組 新 第1回日展」として再スタート、また札幌、横浜、福岡、いちはら、国東など各地で新旧の大型国際芸術祭が重なる年でもあったた。公権力とアートの間に起った問題も忘れてはならない出来事だ。また赤瀬川原平、辰野登恵子、河原温など美術史上に大きな足跡を残した作家達の訃報も強く印象に残る1年となった。
美術関係者は2014年をどう振り返り、来る2015年に何を見るのか。美術館・博物館館長、美術商、研究者の5名による寄稿と、26名の美術関係者のアンケートによって回顧する。
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