保坂審査員奨励賞とのダブル受賞
完全な公募制を採用して将来性のある才能を発掘することを目的に、「若手作家の登竜門」として知られる「シェル美術賞」。昨年は12月10日(水)~23日(火・祝)の会期で国立新美術館を会場に「シェル美術賞展2014」が開催され、会期中、来場者の投票により選出する「オーディエンス賞」を実施。3,652の投票の中から大谷郁代氏の「ラビリンス」がシェル美術賞展2014「オーディエンス賞」に決定した。大谷氏は保坂健二郎審査員奨励賞とのダブル受賞となる。
今回の受賞を受け大谷氏は「展覧会を観終わって、『あぁ、あの作品良かったなぁ』と、私の絵が少しでも誰かの心に残っているものになれたら、こんなに嬉しいことはありません。これを励みに、ますます頑張ってまいりたいと思います」とコメントを寄せている。
大谷郁代氏は1981年生まれ大阪府在住。2004年広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業。髙島屋や三越でのグループ展参加のほか、2013年第48回昭和会展入選などの実績がある。
なおその他のオーディエンス賞の結果は以下の通り。
順位 | 名前 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 大谷郁代 | ラビリンス |
2 | 奥村彰一 | おねえ山水/五色鳥の逃避 |
3 | 小山久美子 | パドック |
4 | 石橋華子 | 静止する午後 |
5 | 西尾真代 | 13番地 |
6 | 藤井信孝 | 鈴虫の鳴く家の前に |
7 | 仙石裕美 | 林檎は落下するが月は空をまわり続け、そして我々は引き合っている |
8 | 大岩雄典 | ル |
9 | 中村公紀 | 部分は部分(アメリカノウゼンカズラ) |
10 | 五十嵐朋子 | bad news |
11 | 松井靖果 | バースの肉屋 |
12 | 菊池麻友子 | 緑色の風の中へ |
13 | 矢野衣美 | 集束 - mizuiri koppu |
14 | 橋本晶子 | ルーム |
15 | 高松明日香 | 月曜のテレパシー |