多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コースの教授・三上晴子氏が1月2日(金)に逝去したと同大が発表した。享年53歳。葬儀は既に近親者のみで執り行われており、後日改めて偲ぶ会を開催する予定だという。
三上氏は1984年から情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表。 90年代から2000年までニューヨークを拠点に主にヨーロッパとアメリカで数多くの作品を発表してきた。2000年に多摩美術大学情報デザイン学科に着任。YCAM/山口情報芸術センターやICC/インターコミュニケーションセンターをはじめ、国内外の美術館・ギャラリーで数多くの展覧会を開催。2010年にはYCAMの委嘱作品として制作された《欲望のコード》が第16回文化庁メディア芸術祭のアート部門で優秀賞を受賞。日本におけるメディア・アート分野のフロントランナーとして大きな足跡を残した。