メディア芸術の創造と発展を図ることを目的に、1997年より開催されてきた「文化庁メディア芸術祭」。昨年度の第15回では、過去最多となる世界57の国と地域から2,714作品の応募があり、受賞作品展の来場者数も7万人を越えて過去最高を記録するなど、最先端の「メディア芸術」が集まる国際的なフェスティバルとして年々成長を続けている。
16回目となる本年度もアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門による構成でプロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、高い芸術性と創造性による多彩なメディア芸術作品を募集する。インタラクティブアート、メディアインスタレーション、映像作品等のデジタル技術を用いて作られたアート作品を募集する【アート部門】では、作品カテゴリーに「メディアパフォーマンス」を新設。身体表現や音響表現までを含むパフォーマンス作品の応募を広く受け付けている。
同部門の審査員は岡部あおみ(美術評論家)、神谷幸江(チーフキュレーター/広島市現代美術館)、高谷史郎(アーティスト)、原研哉(グラフィックデザイナー)、三輪眞弘(作曲家/情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授)の5名。10月~11月の審査期間を経て、12月中旬に各部門大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品を発表し、受賞作品展は2013年2月13日(水)~24日(日)に国立新美術館(東京・六本木)で開催される。
応募締切りは9月20日(木)必着。作品の応募には「応募申込」と「作品・参考資料の提出」が必要で、ともにウェブサイト、郵送のどちらでも提出可能。応募条件、応募方法の詳細は公式ウェブサイトまで。