「22世紀を見すえたアニメーション人材育成」テーマに
2008年に日本の国立大学で初めてアニメーションの専門教育・研究を行う専攻を大学院に開設した東京藝術大学で産学官アニメーション国際シンポジウム2015《ドラえもんは、「スーパーグローバル」になれるのか?》が開催される。
同シンポでは独自の制作プロセスや人材ネットワークによりユニークな表現を生み出してきた日本のアニメーションを、加速度的に進むグローバル化とデジタル化の流れの中で、次世代に向けて何をすべきか、大学としてどう向きあうべきかを国内外11名のパネリストが議論。文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」対象校となった同大を舞台に「スーパーグローバル」という概念をアニメーションの文脈から捉えなおし、それを実践に移していくための具体的なアイデアや課題について意見が交わされる。
第1部では、韓国、中国、フランス、アメリカ、カナダのアニメーション関連の教育機関からゲストを招き、産学官によるグローバル人材育成の様々な試みについて事例報告とディスカッションを行う。また第2部では、日本のアニメーションをグローバルに展開しようとする際の制作・プロデュースにおける課題を洗い出し、それに対して大学として何ができるかを考える。
第1部:人材育成から見た「スーパーグローバル」
【日時】2015年2月15日(日) 13:00~16:30(開場12:30) ※日英同時通訳あり
「産学官連携によるグローバルな人材育成について」
パネリスト:イ・ジョンミン(韓国芸術総合学校アニメーション専攻教授・プログラムディレクター、企画部門副学長)、ガオ・ウェイファ(高薇華)、セシル・ブロンデル(ゴブラン高等専門学校国際関係担当官、ゴブラン夏期講習プログラム統括課長)、リピット水田堯(南カリフォルニア大学映像研究科、比較文学・東アジア言語文化研究科教授)、ラリー・バフィア(カナダ・CENTRE FOR DIGITAL MEDIA デジタルメディアプログラム教授)、布山タルト(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)
第2部:コンテンツプロデュースから見た「スーパーグローバル」
【日時】2015年2月15日(日) 16:45~18:30
「日本アニメのローカライズ戦略について」
パネリスト:海部正樹(Wowmax Media, LLC 代表業務執行社員/CEO)、南雅彦(株式会社ボンズ 代表取締役・プロデューサー)、竹内孝次(アニメーションプロデューサ-)、西村隆(公益財団法人ユニジャパン 事務局長)、岡本美津子(プロデューサー、東京藝術大学大学院映像研究科研究科長・同アニメーション専攻教授)
【日時】2015年2月15日(日) 13:00~18:30(開場12:30)
【会場】東京藝術大学上野キャンパス音楽学部第6ホール(東京都台東区上野公園12-8 )
【料金】無料 ※事前予約不要
【問合せ】東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 contact@animation.geidai.ac.jp