「新美術新聞」2015年2月21日号(第1368号)を発行しました。
1面トップは、国立新美術館で2月21日より開催される「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」。本展は、18世紀後半から19世紀半ばにかけて確立された「風俗画」という絵画ジャンルを、ルーヴル美術館のコレクションから精選された83点の作品をとおして、様々な角度から考えようとする企画です。ティツィアーノ、マセイス、フェルメール、レンブラント、ルーベンス、ムリーリョ、ル・ナン兄弟、ブーシェ、シャルダン、ミレーなど、各国・各時代を代表する画家たちの名画を、風俗画の多様な側面を浮き彫りにすべく設定された6つのテーマのものに展示し、「風俗画とは何か」という古くて新しい問題を考えます。寄稿は、同館主任研究員の宮島綾子氏。
◆2015年2月21日号のラインナップ
【展覧会紹介】
ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄(国立新美術館/寄稿=国立新美術館主任研究員・宮島綾子氏)、わが愛憎の画家たち―針生一郎と戦後美術(宮城県美術館/寄稿=宮城県美術館副館長・三上満良氏)、生誕150年記念 竹内栖鳳展(姫路市立美術館/寄稿=姫路市立美術館学芸員・平瀬礼太氏)、パスキン展 生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子(パナソニック汐留ミュージアム) ほか
【美術界ニュース】
上野「文化の杜」新構想シンポジウム開かれる/「日洋会セレクション展2015」東京都美術館で開催/第28回 上野の森美術館 日本の自然を描く展/英国ロイヤルコレクション所蔵「台徳院殿霊廟模型」が増上寺で公開/第18回岡本太郎現代芸術賞決まる ほか
【好評連載】
新美術時評=島尾新「〈和紙〉とユネスコの無形文化遺産」
通信アジア=南條史生「プルーデンシャル・アイ・アウォード」
【コラム・寄稿】
日々好日=西田陽二(洋画家)「北海道人として思うこと」
【追悼】
追悼 浅見錦龍氏=岩波白鵬「千葉、日本の書芸術を牽引」
【グラフ】
第39回土日会展、日洋会セレクション展2015、シェル美術賞2014 ほか
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