新進陶芸作家の技術向上を目指し、田部美術館(島根県松江市)が主催する田部美術館大賞「茶の湯の造形展」。
第32回は応募の対象地域を広げ、従来の中国・四国地方と兵庫県に沖縄・九州地方の8県を加えた。211名による335点の応募作品から、大賞に西田宣生氏(1975年高知県生まれ)の「墨彩の器」、優秀賞に山本浩彩氏の「焼締窯変壷」(1949年鳥取県生まれ)などが選ばれた。入賞作品は以下。
「墨彩の器」西田宣生(高知県)
優秀賞(2点):
「灰釉彩鉢」市野秀作(兵庫県)
「焼締窯変壺」山本浩彩(鳥取県)
奨励賞(5点):
「三ツ足花器(萌生)」稲留清彩(広島県)
「白丹波花器(爽)」清水圭一(兵庫県)
「連子文水指」髙原卓史(岡山県)
「朝鮮唐津雫水指」德澤守俊(福岡県)
「彫刻青白磁刻文壺」ピーター・ハーモン(兵庫県)
4月25日から6月7日まで同館にて入賞、入選作品90点が展示される。
第32回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」
【会期】2015年4月25日(土)~6月7日(日)
【会場】田部美術館(島根県松江市北堀町310-5)
【TEL】0852-26-2211
【開館時間】9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【休館】会期中無休
【料金】一般620円 大・高校生410円 中学生以下無料
【関連リンク】田部美術館