展覧会の告知など通じアートと人材育成の支援に貢献
人材紹介会社として世界最大手のロバート・ウォルターズ(※)は31日、日本法人であるロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:デイビッド・スワン)が国立新美術館(館長:青木保)に対し、最大規模の支援を行うことを発表した。
美術館のスポンサーは、ロバート・ウォルターズ・グループとして、グローバルで取り組んでいる活動のひとつで、これまでに英国の本社では、ロンドンのヴィクトリア・アルバート博物館やサーチ・ギャラリーなどを支援。今回の支援は、グループとしても最大級の規模となるという。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、スポンサー事業にも注力しており、国立新美術館への支援は昨年に締結した公益財団法人日本ラグビーフットボール協会のオフィシャル・サプライヤー契約に続くもの。今回の支援にあたり青木保館長は、「国立新美術館は、芸術文化の育成および国際的な芸術情報発信拠点として、その役割を果たすべく様々な分野に渡る展覧会等の活動を行っております。このたび、ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社より、多大なる御支援を賜りましたことにより、今後も引き続き、国際的に第一級の魅力ある美術館と評価されますよう努力する所存です」とコメントしている。
またロバート・ウォルターズ・ジャパンのディビット・スワン代表取締役社長は、「今回、外資系企業としてはじめて、国立新美術館の協賛企業に名を連ねることができたことを大変嬉しく思っております。同美術館は、国内で最大級の展示スペースを誇るアートセンターとして、『美術』を介して人々にさまざまな価値観に触れる機会を提供し、教育事業にも注力されています。弊社としても、こうした取り組みを支援させて頂くことで、人材育成に少しでも貢献できればと考えています」とコメント。支援に至った経緯については「人材紹介および派遣業界をみると、アートやスポーツといった異業種の企業や団体のスポンサーは例をみないことですが、弊社としては、このような支援活動を通して、他社とは違うユニークなブランド力を構築するとともに、企業や転職希望者とさらなる関係強化を図りたいと考えております」と話している。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、今後、国立新美術館で開催されるさまざまな展覧会の告知、展示会への招待や、美術館でのイベントなどを通じて、アートと人材育成の支援に貢献していくという。
※ロバート・ウォルターズ…1985年に英国・ロンドンで設立された人材紹介会社。世界24カ国の主要都市に拠点を持ち、スペシャリスト人材に特化。日本では、東京オフィスを2000年に設立、2007年には大阪オフィスを開設し、バイリンガル人材に対して正社員または派遣・契約社員ポジションの紹介を行っている。