開館60周年を迎えた東京国立近代美術館(東京都千代田区)では、10月15日までリニューアル工事のため本館が休館となっている。その期間に、建築とパフォーマンスの魅力的なイベント「夏の家」「14の夕べ」がそれぞれ開催される。
「夏の家」は、ヴェネチア・ビエンナーレ建築展への出品など話題を集める建築事務所スタジオ・ムンバイ(インド)が日本で初めて手がける建築プロジェクト。美術館の前庭を敷地とし、夕涼みや散歩途中の休憩にも最適な“東屋”が設置され、入場無料で開放される。多くの大工職人を抱え、建設も自ら手がけるスタジオ・ムンバイの施工風景も8月26日から一般公開される。完成は9月1日の予定。来年1月まで公開される。
パフォーマンスが毎夜繰り広げられるプログラム「14の夕べ」は、美術、ダンス、音楽など各ジャンルの第一線で活躍する作り手たちが登場。8月26日(日)から9月8日(土)までの14日間、本館1階の企画展スペースを会場に、日替わりのプログラムが無料で開催される。
主な出演者は福永信/古川日出男/谷川俊太郎(8月27日)、小杉武久(9月1日)、神村恵カンパニー(3日)、一柳慧(8日)など。
また、二つのイベントにあわせて「BEER MOMAT」がオープン。フードやドリンクも楽しめる。
※「BEER MOMAT」オープンの日時はこちら
「14の夕べ」は各日、出演者、開始時間など異なるため、詳細は東京国立近代美術館「60周年記念サイト」で確認を。
【会場】 東京国立近代美術館
(東京都千代田区北の丸公園3―1)
☎03―5777―8600
【関連リンク】 同館公式サイト
「新美術新聞」2012年8月21日号(第1288号)3面より