北陸を拠点に活躍する7名の工芸作家
金沢21世紀美術館の秋元雄史館長の監修により、北陸を拠点に活躍する工芸作家のグループ展が東京・銀座の和光ホールで開幕した。今展の出品は次の7名。
大樋年雄(1958年石川県生まれ)は、名窯の継承者として、伝統と現代性を両立させた柔軟な発想の陶芸作品を制作。坂井直樹(1973年群馬県生まれ)は、鍛金で鉄を素材にシンプルで温かみのある作品を制作。塚田美登里(1972年岐阜県生まれ)は、有機的な造形と清涼感のある色彩をガラス作品で表現している。灰外達夫(1941年石川県生まれ、木工・挽曲技法の重要無形文化財保持者)は、多角形で構成される精巧な作品を制作。畠山耕治(1956年富山県生まれ)は、青銅を鋳造し多彩な錆色が存在感を放つ作品。水元かよこ(1971年石川県生まれ)は、加賀友禅の絵柄と九谷焼の技法をベースに制作。山村慎哉(1960東京都生まれ)は、漆芸の全行程を一人で行い、鋭敏な時代感覚と装飾美を兼ね備えた作品を制作している。
【会期】2015年4月3日(金)~12日(日)
【会場】和光ホール(東京都中央区銀座4-5-11 和光本館6階) TEL03-3562-2111
【休館】無休
【開館】10:30~19:00(最終日は17:00まで)
【料金】無料
【関連リンク】和光ホール
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