尾形光琳300年忌を記念し「光琳アート」展などを開催したMOA美術館が敷地内の「光琳屋敷」を特別内部公開する。期間はゴールデンウィークの5月2日~6日の5日間のみ。
「光琳屋敷」とは尾形光琳が自ら描いた図面と大工の仕様帖、茶室起し図が含まれる小西家文書(重要文化財)に基づき、数寄屋建築研究の権威、堀口捨巳博士の監修により復元した屋敷。1712年頃に京都の新町通り二条下ルの地に屋敷を建て、最晩年の5年間を過ごし、2階の絵所(アトリエ)※で光琳晩年の最高傑作、国宝「紅白梅図屏風」を描いたと考えられている。今回の特別公開では書院の間に紅白梅図屏風レプリカを展示。芸術家・光琳の発想が様々な処で感じられる空間をこの機会に体感したい。
※2階の絵所と小間「青々庵」は保存・安全面を考慮し、入室不可。
【会期】5月2日(土)~6日(水)
【会場】MOA美術館(静岡県熱海市桃山町26-2) TEL0557-84-2511
【時間】午前=10:30~12:30(受付は12:15まで)、午後=13:00~15:00(受付は14:45まで)
【料金】無料 ※ただし入口にて入館チケット(半券)を提示
【関連リンク】MOA美術館