東京藝術大学大学美術館館長に金沢21世紀美の秋元雄史氏就任 2館を兼務へ

2015年04月27日 14:35 カテゴリ:最新のニュース

 

金沢21世紀美術館の秋元雄史館長が4月1日付で東京藝術大学大学美術館の館長に就任、現在2館の館長を兼務していることが分かった。

 

秋元氏は1955年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。1991年から2004年6月まで、ベネッセコーポレーションに勤務。美術館の運営責任者として国吉康雄美術館、ベネッセアートサイト直島の企画、運営に携わった。2004年から2006年12月まで地中美術館館長/公益財団法人直島福武美術館財団常務理事、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクター。2007年4月から現職である金沢21世紀美術館館長。2010年に「第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」、2012年に「工芸未来派」展、2013年に「第2回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」のディレクターとして、新しい時代の工芸を世界に向けて発信してきた。また昨年は改組 新 第1回日展(工芸部門)の外部審査員を務めた。

 

今回の就任に関して秋元氏は「東京藝術大学大学美術館の前身は、文庫と呼ばれた図書館時代にまで遡り、収集は1887年の美術学校設置に先駆けた時期から始まります。これらの貴重な歴史的な資料を保存・研究・公開をしてきたのが、これまでの活動の基本でしたが、それに新しくアクティブな創造の場としての役割を与えていければと夢見ています。大学という場を舞台に、研究、制作している先生や学生が刺激を受け、彼らの活動が活発になるような、実験と交流の場になればと思います」と語っている。

 

【関連リンク】金沢21世紀美術館東京藝術大学大学美術館

 


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