開館記念展は「AMERICA IS HARD TO SEE」
アメリカ近現代美術の分野において世界を代表するホイットニー美術館が5月1日にリニューアルオープンを迎える。同館は1931年にガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニーによって設立、66年にマルセル・ブロイヤー設計による建物に移転し、昨年のジェフ・クーンズ回顧展をもっていったん閉館した。新生ホイットニー美術館はマンハッタン南部のミートパッキング・ディストリクトに場所を移しての開館となる。
建築設計を担当したのはプリツカー賞の受賞経験も持つ世界的建築家、レンゾ・ピアノ。約20,000平米、9層構造の館内には2フロアの常設展示階を含む合計約4,600平米のギャラリーが設けられ、21,000点に及ぶ収蔵品の展示により適したかたちとなる。5月1日に開幕する開館記念展は同館が誇るコレクションの中から400作家、600点を展覧する「AMERICA IS HARD TO SEE」で9月27日まで開催。
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