国際交流基金に2014年に設置されたアジアセンターは、アジアの人々の間の共感や共生の心を育むことを目的とし、日本又はASEAN諸国において実施される地域レベルの交流事業や、専門家が取り組む共同制作等を対象に以下3つの助成・フェローシッププログラムを設置、現在募集が行われている。

①アジア・市民交流助成プログラム【対象：非営利団体】

日本とASEAN10カ国の一般市民同士の相互理解や友好親善の促進を目的に、国際的な文化行事や会議等、市民レベルの各種交流事業を対象とした助成プログラム。日本からの参加者があれば、2カ国間の交流事業又は多国間の交流事業でも対象となる。

○申請資格：原則として日本国内の非営利団体

○事業期間：2016年5月31日までに開始される事業

○助成内容：移動費（国際交通費・国内交通費）、宿泊費、会場・機材使用料の経費の一部

【応募締切】2015年6月1日(月)

②アジア・文化創造協働助成プログラム【対象：団体】

アジアにおける文化芸術・知的交流・スポーツの各分野の専門家・専門機関が取り組む共同制作や共同研究等の協働事業及びその成果発信事業を対象とした助成プログラム。文化芸術・知的交流・スポーツの各分野における活動を対象とする。

○申請資格：日本又はASEAN10か国に活動拠点をおく団体

○事業期間：2016年5月31日までに開始される事業

○助成内容：旅費、会場・機材使用料、通訳・翻訳謝金等の経費の一部

【応募締切】2015年6月1日(月)

③アジア・フェローシップ・プログラム【対象：個人】

自国外に滞在し、調査・研究活動等を行う個人に提供するフェローシップ。文化芸術、スポーツ、学術、知的交流等の幅広い分野を対象に、最短21日、最長12カ月の応募が可能。

○申請資格：日本又はASEAN10か国の国籍・永住権を有する専門家で、文化芸術・スポーツ・知的交流などの分野で、域内の自国外において調査・研究・創作活動やネットワーク・プラットフォームの構築などに取り組む者。活動対象国が複数国にわたる活動も可。ただし日本以外の国からの申請の場合は、活動対象国に日本が含まれていることが条件となる。

○対象期間：短期21日～59日／長期60日～12カ月(2015年12月1日以降、2016年5月31日の間に開始されるもの)

○支給内容：国際航空賃、滞在費・活動費、海外旅行保険料等

【応募締切】2015年6月1日(月)

各助成・フェローシップの 申請方法または申請用紙のダウンロードは国際交流基金アジアセンターHPまで。

【関連リンク】国際交流基金アジアセンター