3月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、11日より民事再生を開始した株式会社美術出版社(代表取締役:大下健太郎)は5月19日、スポンサーにカルチュア・エンタテインメント株式会社が決定したと発表した。
カルチュア・エンタテインメント株式会社は、TSUTAYA、蔦屋書店及びTポイントプログラムを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のグループの中で映像、音楽、出版等の企画・制作を担う会社。同社をスポンサーに選定した理由として美術出版社は「アート系書籍及び雑誌を含む幅広い出版物を取り扱うのみならず、近年は美術関連事業にも注力されており、弊社事業との親和性が極めて高いことから、同社をスポンサーに選定させていただきました」としている。
また今後については「スポンサーであるカルチュア・エンタテインメントのもとで事業の再建を図って参ります。そして、全社一丸となって事業の再生に取り組んでいく所存です」とコメントを寄せている。
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