紙管を使った建築で世界的に知られる建築家・坂茂が4月に発生したネパール地震の支援へ乗り出すことが分かった。
坂はこれまでもルワンダ難民キャンプでシェルターを、阪神・淡路大震災で紙のログハウスを、また最近では東日本大震災で仮設住宅や避難所の間仕切りを提供するなど独自の建築手法を通じて様々な社会貢献活動を行ってきた。今回のネパール地震では坂自身が代表を務めるボランディア組織「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」と坂茂建築設計事務所が協働し、日本から提供を受けた屋外用テントの輸送を実施。同じく提供を受けたプラスチックシートを壁にし、シェルターや医療施設として利用する。その後、現地の大学や学生、建築家と協働しながら、現地で入手可能な材料を用いて仮設住宅の提供を行うとしている。また継続的な支援として、恒久的な住宅の提供を見据えた住宅の開発を行っており、これを現地にて提供する計画も検討しているという。
なおボランタリー・アーキテクツ・ネットワークでは現在募金を受け付けている。詳細は以下の通り。
振込先:三菱東京UFJ銀行 東松原支店
口座番号:(普) 0036997
口座名義人:トクヒ) ボランタリーアーキテクツネツトワーク
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