作曲的|compositions: space, time and architecture
青森公立大学国際芸術センター[ACAC]で連続する2つの個展シリーズ「言語と空間」の第2弾、蓮沼執太「作曲的|compositions: space, time and architecture」が5月30日(土)から6月28日(日)まで開催される。
蓮沼執太は1983年東京都生まれ。一般的に音楽家として想像される作曲や演奏という活動以外に、映画制作、舞台作品制作や、映像、立体、インスタレーションなどの形式で展覧会でも発表を行い、「音楽」とは何かを常に考え実践しているアーティストととして知られており、今展タイトル「作曲的」が表わしているように、蓮沼は展覧会をつくることも作曲という音楽家としての行為の一つとして考えているという。
会場では青森で制作される新作と過去の作品を再構成した14点の作品がギャラリー内と屋外に展示。青森では、蓮沼がACACの敷地内の森の中を歩いて録音した音を用いた作品や、蓮沼の曲を聞きながら青森市民が歌っている様子を撮影した映像作品などを制作する。また約60mの巨大な弓形をしたギャラリーA の特性を利用して、ギャラリーAの端に設置された装置が発する音が逆側の端にいても聞こえるような作品や、試験管が動くと中に入れられたビーズ状の粒が動いてかすかな音を発する作品、低音の振動によって動くやじろべえのような作品など、様々な音や音を伴う/生み出す現象を体験することもできる。
【会期】2015年5月30日(土)~6月28日(日)
【会場】青森公立大学国際芸術センター青森(青森市合子沢字山崎 152-6) TEL017-764-5200
【休館】無休
【開館】10:00~18:00
【関連リンク】青森公立大学国際芸術センター青森
■蓮沼執太ライブ
【日時】6月13日(土)15:30~
【ゲスト】環 ROY、U–zhaan
【料金】無料 ※申込不要