日中友好会館美術館で『第1回 斎白石の孫「熊之純」 日中絵画交流・記念展示会』が29日より開幕した。
熊之純(シュン ジ チュン)は1950年に北京で生まれ、外祖父は現代中国画の巨匠・斎白石(1864~1957)にあたる。幼いころから祖父・斎白石と母・斎良芷(元中国斎白石芸術研究会主席)および叔父・斎良末の指導を受け、自身も芸術家となるのは自然の成り行きであった。1980年代、熊之純はフィンランドに移住し、フィンランドヘルシンキ国際文化センターにて中国画および書道を指導。その作品の数々はアメリカオハイオ州WOOSTER芸術センターをはじめとして、世界各所に収蔵されている。
熊の作品は力強い筆致と、墨の濃淡を生かした立体的で浮き出して見えるような画風を特徴としており、その素朴な美しさは斎派の正当な継承者といえる。今展では50点以上の作品の展示と、映像を使って熊之純の画歴や技法を紹介。
【会期】2015年7月29日(水)~8月4日(火)
【会場】日中友好会館美術館(東京都文京区後楽1-5-3)
【休館】会期中無休
【開館】10:00~17:00(ただし最終日は15時閉館)
【主催】上海龍英芸術投資有限公司(中国)
【問合わせ】土肥:080-4082-7647
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